「呪術も扱えない猿どもめ」・・・突然ですが、このセリフをご存知でしょうか?
そう、これは今大人気の漫画・アニメ『呪術廻戦』のカギを握るキャラクター、「夏油傑」のセリフです。
ファンの間でも「埼玉在住の猿です」や、「夏油さんのことが大好きな猿です」など、意外な使われ方をしていますよね。笑
そんな夏油傑といえば、細目の塩顔、黒い長髪にピアス。そして額に謎の大きな縫い目があります。
服装も黒い僧衣と袈裟という、特徴ある出で立ちの個性的な人物です。
『呪術廻戦』はタイトルからも伝わるとおり、呪術を扱うことで呪霊(じゅれい)と戦う、という世界観のストーリーです。
呪術を扱うことができる人間は一握りのため、元々は呪霊と戦う立場の“呪術師”であった「夏油傑」からしてみると、呪術を扱えない一般人は猿同然・・・と思われてしまっているようです。
とんでもない思考回路に思えますが、なぜ彼はそう感じてしまったのでしょう・・・気になるのは私だけではないはず!
そこで今回は『呪術廻戦』の夏油傑について
・夏油傑とはどんな人物なのか?
・夏油傑のプロフィール
・「夏油」の読み方や、意味
・闇落ちしてしまった理由は?
・声優さんについて
をご紹介していきます!
呪術廻戦に登場する「夏油傑」とは?
前述したセリフだけだと”THE・悪者”の印象を受けますが、一体どういう人物なのでしょうか。
では見ていきましょう!
夏油傑のプロフィール
夏油のプロフィールがこちら!
名前:夏油 傑(げとう すぐる)
誕生日:2月3日
身長:推定185cm以上
等級:特級呪術師
術式:呪霊操術(呪霊を取り込んで式神のように使役する)
技:極ノ番「うずまき」
ストレス:呪霊を取り込むこと
趣味・特技:格闘技
好きな食べ物:ざる蕎麦
術式が呪霊を取り込むことで、それがストレスにもなっていますね。
この術式も、後の「闇落ち」に関わっている部分がありそうです。
夏油傑の「夏油」の読み方や、意味
「夏油」は「げとう」と読みます。初見ではなかなかパッとは読みにくいですよね。
とても珍しいので、意味も気なるところ・・・!
これに関しては、岩手県北上市にある“夏油温泉”が由来になっているそうです。夏油温泉は渓谷にあり、交通の便は良くありません。秘湯の一つに挙げられることも多い温泉です。
冬は豪雪で利用できなくなるので「夏湯」と言われ、お湯が日差しでゆらゆらと油のように見えたので後に「湯」が「油」になって「夏油」になったという説もあります。
夏油の由来は諸説あるようで、もうひとつは「グット・オ」という崖のあるところを指すアイヌ語から来ている説。
そのことから、作中で出てくる「アイヌの呪連会」と関係があるのか?と考察しているファンもいるようです。
呪術廻戦の「夏油傑」が闇落ちしてしまった理由は?
「夏油傑」は、元々歪んだ思想だったわけではなく、いわゆる闇落ちしてしまったキャラクターです。いったいなぜ、闇落ちしてしまったのでしょうか。
夏油は元々は呪術高専の一員で、五条悟とは同級生でした。
当時から奔放だった五条に対し、「呪術師の責務は非術師を助けること」「弱きを助け、強きを挫く」という信条を話しているような真面目で優等生なキャラクター。
そんな夏油ですが、任務の失敗をきっかけに、守ってきたはずの非術師の醜さに直面してしまいます。
弱者であり守るべき存在だった非術師を、本当に守らなければいけないのか悩んでしまう夏油。戦うために苦しさを伴って呪霊を取り込んでいたことも相まって、嫌気がさしてしまったようです・・・。
そんな嫌気がさし悩んでいたところに、特級呪術師の九十九由基(つくも ゆき)が現れます。彼女は「非術師のいない世界を作る」ということを語りました。
夏油はその話を聞いて、非術師も呪術が使えるように強くするという方向ではなく、非術師を積極的に消すことで実現してしまおうと考えてしまい、完全な闇落ちとなりました。
さて、闇落ちした夏油なのですが、その後「百鬼夜行」と呼ばれる大事件を起こします。こちらの内容はコミックス『呪術廻戦 0巻』で読むことができます。
そして・・・コミックスだけでなく、『劇場版 呪術廻戦 0』として映画化も!
乙骨憂太の活躍を描いた前日譚、という内容なのです。前述した通り夏油が大事件を起こすのですが、こうした経緯を知ると夏油がただの悪ではなく、「彼なりの正義がある」ことが分かりますね。


呪術廻戦「夏油傑」の声優について
夏油傑の声は、声優の櫻井孝宏さんが演じています。
櫻井孝宏さんは大人気の声優さんで、色気を感じるイケボが特徴。影のある美形キャラを多く担当されています。
ちなみにご本人も整ったルックスで、女性ファンがかなり多いのも特徴です!
櫻井孝宏さんといえば、こちら。
・『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』岸辺露伴
・『コードギアス 反逆のルルーシュ』枢木スザク
・『鬼滅の刃』富岡義勇
きっと一度は声を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
『劇場版 呪術廻戦 0』の予告編では、冒頭で「来たる12月24日、日没と同時に我々は百鬼夜行を行う!」と宣言する夏油の声を聞くことができますよ。
最後に
大人気作品の『呪術廻戦』。
その中でも謎が多く、超重要なキャラクターである「夏油傑」についてご紹介してきました。
根っからの悪人ではなく、葛藤の末に闇落ちしてしまった夏油。正義と悪について考えさせる存在でもあり、どこか憎めないと感じる方も多いのではないでしょうか。
ちなみに私は、残念ながら呪術は使えないので、夏油から見たら完全に猿です。残念ですが・・・。
魅力的な個性派キャラがそろう呪術廻戦ですが、実は夏油は一番のモテ男という裏設定もあるそうですよ。
まだまだ謎の残る「夏油傑」。
今後の展開や戦いの行方を見守りつつ、過去編にも大注目していきたいですね。
コメント